製作過程

 

平成18年5月に制作が発表されたこの映画ですが、最初は「ウォークラフト:Orcs and Humans」の時代が描かれる予定でした。

しかし、ゲーム企業側が「ロード・オブ・ザ・リングとかなり似てしまっている」と判断したため頓挫しました。その影響もあってか、公開予定が平成21年から23年に。

そして、平成23年になっても「まだトリートメントレベル」と発表されました。

ウーヴェ・ボルという監督もこの映画に関心を寄せたそうですが、ブリザード側が「何があっても嫌です。これだけ目覚ましい成功をおさめたゲームの映画化で失敗してしまえば、弊社の利益が永続的に失われてしまいます」と拒みました。

それから、新たな監督としてサム・ライミが付きましたが降板。

平成25年1月にダンカン・ジョーンズが新監督となったのです。

ジョーンズは即座に脚本に苦言を呈しました。「オークが悪者で人間が正義というのは古臭い」

そして、ブリザードの許可を得たジョーンズは「どちらにも正義がある」物語へと変更しました。

ちなみに、ジョーンズが新監督となった矢先に彼の奥さんが乳ガンに見舞われ、制作中期には父親のデヴィッド・ボウイがガンにより死去。

彼は「私の映画には、スタートもラストもガンに付き纏われた」と「ニューヨーク・タイムズ」で語っています。

平成25年7月にトレイラー映像が公開され、オークと人間の争いが描かれました。