世界には「ウォークラフト」を始めとした良質なファンタジー作品が数多く存在します。
ユーザーを夢中にさせる世界観に憧れたことがある方も多いですよね。
今回は、ファンタジーの世界観の作り方と異世界転生モノが人気を集める理由を紹介します。
世界観の作り込みが作品の面白さに直結する
ファンタジー作品の名作には「作り込まれた世界観」という共通点があります。
どこまでしっかりと世界観を作り込んでいるかで作品の面白さやクオリティーの高さが決まると言われています。
実際にファンタジー作品を作る際にまずは細かな点までしっかりと世界観を作る作家が多くいます。
現実との違いを明確にする
ファンタジーの世界観を作る際に最も重要視されているのが「現実との違いを明確にする」です。
ファンタジー作品を手に取るユーザーの多くは「現実ではない違う世界」を期待しています。
もちろん、現実とファンタジーを上手く融合させたファンタジー作品も存在します。
ですが、まずは現実との違いを明確にするための「非日常感」を探します。
お気に入りのファンタジー作品を思い出したときに、明確な非日常感を簡単に見つけられますよね。
とにかく世界観を作り込む
大まかな世界観が決まった後も、世界観の作り込みは続きます。
その場の思いつきで設定を加えていくと、どこかで矛盾が生まれて物語が破綻してしまうからです。
決まった世界観の中で主人公やその仲間がどのように動くのかを想像して、必要な設定を決めていきます。
先に主人公の設定を決めてから世界観を作っていくのもひとつの方法です。
主人公と世界観の両方の設定を活かすためには何が必要なのかがポイントとなります。
異世界転生が人気を得た理由とは?
2010年代以降に爆発的に流行した異世界転生モノですが、実はジャンルとしては昔からありました。
「Re:ゼロから始める異世界生活」や「この素晴らしい世界に祝福を」などの作品のアニメ化により社会現象レベルに大流行しました。
それ以降は、異世界転生をテーマにした作品が続々と誕生していきました。
なぜ、異世界転生モノがここまで人気を獲得することができたのでしょうか?
その主な理由は以下のとおりです。
共感しやすい主人公
異世界に転生する主人公の多くは「現実世界では平凡な少年や青年」です。
めちゃくちゃイケメンではありませんし、優れた才能を持っていないキャラクターがほとんどです。
どこにでもいる自分と近い設定のキャラクターが共感できるという声も多くあります。
平凡から非凡への憧れを表現
平凡な主人公が異世界に転生する際に「特殊能力(スキル)を獲得する」のが定番ですよね。
今まで平凡な人生を歩んできた主人公が手に入れた特殊能力でどのように活躍するのか?と注目してほしいポイントが明確になっています。
読書の習慣がなかった新規の読者に「ここに注目してほしい!」「この作品のここが面白い!」を明確にしたことで新規読者の大量獲得に成功したと言われています。
平凡な主人公がレアな能力を手に入れて活躍するという、誰もが一度は憧れたことのあるシチュエーションをわかりやすく表現しているのも異世界転生の特徴です。
専門の知識を全く必要としない
異世界転生モノの作品を読んだり見たりしているときに世界観や登場人物の「解説」があることに気付いたことはありませんか?
異世界転生は「解説を入れやすい」という特徴があります。
作中のさまざまなポイントで解説を入れられるため、事前知識がなくても楽しめるようになっています。
読む人を選ばない、気になった人全員がすぐに作品を楽しめる、それも異世界転生が人気を得た理由のひとつです。
まとめ
今回は、ファンタジー作品の作り方と異世界転生作品が人気を集める理由を解説しました。
実は、ファンタジー作品や異世界転生作品を作る際は、ちょっとしたセオリーがあります。
多くの作品はそのセオリーをベースに独自性や個性を強めています。
ファンタジー作品や異世界転生作品に触れる際は、世界観にも注目するとさらに作品を楽しめるので、意識してみてください。