映画「ウォークラフト」の圧倒的な世界観に驚いたという人も多いですよね?
作品の世界観に引き込まれるというのは、名作映画の共通点の1つです。
名作映画に触れた時に「世界観ってどうやって作られているんだろう?」
そう考えた事はありませんか?
今回は、ファンタジーの世界観の作り方を簡単に解説していきたいと思います。
ファンタジーの世界観は「ベース」と「新要素」が基礎となる
「ファンタジー作品を作ろう!」
だからといって突拍子もない要素ばかり並べても大衆受けはしません。
まずは、当該作品の「ベース(普遍的な要素)」と「新要素」を決めて基礎を固める必要があるからです。
何の説明もなく、知らないワードや能力ばかりを羅列されても面白みを感じる人はほとんどいません。
まずは、新要素を受け入れてもらうための土台を作りましょう。
ベース(普遍的な要素)の作り方
まずは、基礎の基礎となる「ベース(普遍的な要素)」を作っていきましょう。
ベースとは、そのファンタジー世界が「どのような文化なのか」といった点を決めていきます。
現代か中世で根付いている文化が違うのは当たり前ですよね?
また、世界観をより鮮明にイメージするために「世界地図」を描いてみるのもおすすめです。
まずは「どんな世界(文化)でキャラクター達を動かしたいのか」をしっかりと考えてみてください。
新要素の作り方
新要素を簡単に説明すると、当該作品の「目玉・特色」です。
ベースに付け加える事で世界観にファンタジー感を引き出す事ができるようになります。
普遍的な要素とは異なり、魔法・モンスター・特殊能力といった非現実的な要素の中から作品に必要なモノをチョイスしていきましょう。
魅力的なファンタジーの世界観にするためには?
日本だけではなく、海外でも数多くのファンタジー作品が誕生し続けています。
今までに使い古された要素では、真新しさがないと嘆いている人も多いですよね。
実際に、近年の異世界転生作品の多くは、テンプレ化していると言われています。
テンプレは利用する事で一定のクオリティーを保てるというメリットが得られる反面、オリジナリティが出しにくいといったデメリットがあります。
テンプレを利用する事が悪いのではなく、活用の仕方に気を付けなければいけないと覚えておきましょう。
主人公に関係するイベントと新要素が決め手となる
どれだけ斬新な新要素を見つけても、しっかりと活かす事ができなければ意味がありません。
逆に言えば、ファンタジーの世界では定番になっている要素でも活かし方によってはクオリティーをいっきに引き上げる事ができるという事です。
当該作品の世界観をより魅力的にするには「主人公に関係するイベント」と「新要素」をしっかりと絡める事が大切となります。
主人公の周りで次々に起こるトラブルやイベントに少なからず新要素を散りばめる。
ゲームでも小説でも「主人公の周りで次々に起こるトラブルやイベントに少なからず新要素を散りばめる」たったこれだけでクオリティーアップに繋がります。
もちろん、大々的に新要素のアピールするのも1つの手法ですが、1つトラブルを解決する毎に少しずつ謎が明らかになっていくという流れも人気です。
せっかく考えたファンタジーの世界観を無駄にしないように、新要素をしっかりと活かしましょう。
まとめ
今回は、ファンタジーの世界観の作り方の基礎の基礎を簡単に紹介しました。
何も考えずにどんどんストーリーを進めていけるのは、たった一握りの天才だけだと言われています。
多くの人気ファンタジー作品は、しっかりと世界観を決めて基礎・土台を作ってからストーリーを考えています。
作品制作に関係している人だけではなく、ファンタジー世界や異世界にワープした妄想を楽しんでいる人も今回の記事を参考により良い世界観を作ってみてください。